2015年の9月20日に〔安倍政権の「民意無視」の暴挙と「民主主義の新たな胎動」〕という題名の記事を書きました。
そこでは参院特別委員会での強行採決が「無効」であると強く訴えた福山哲郎議員の反対討論のまとめの部分を引用しましたが、以下の言葉は「立憲民主党」の設立にも直結する重要な発言だと思われます。
「残念ながらこの闘い、今は負けるかもしれない。しかし、私は試合に負けても勝負には勝ったと思います。私の政治経験の中で、国会の中と外でこんなに繋がったことはない。
ずっと声を上げ続けてきたシールズや、若いお母さん、その他のみなさん。3.11でいきなり人生の不条理と向き合ってきた世代がシールズだ。彼らの感性に可能性を感じています。
どうか国民の皆さん、あきらめないで欲しい。闘いはここから再度スタートします。立憲主義と平和主義と民主主義を取り戻す戦いはここからスタートします。選挙の多数はなど一過性のものです。
お怒りの気持ちを持ち続けて頂いて、どうか戦いをもう一度始めてください。私たちもみなさんお気持ちを受け止め戦います! 国民のみなさん、諦めないでください。
私たちも安倍政権をなんとしても打倒していくために頑張ることをお誓い申し上げて、私の反対討論とさせて頂きます。」(太字は引用者)。
一方、作家の瀬戸内寂聴氏(93)は、国会前で「このまま安倍晋三首相の思想で政治が続けば、戦争になる。それを防がなければならないし、私も最後の力を出して反対行動を起こしたい」との決意を語っていました。
ここではその「命懸け」のスピーチについて言及した記事から、安倍政権が安全保障関連法案を「人間かまくら」によって強行採決し、その後「防衛装備庁」が発足するまでを記事のリンク先を順番に挙げることにします。
そのことによりこの安全保障関連法が日本政府に軍国化を迫った「第3次アーミテージ・リポート」の内容に近いものであり、軍需産業の目先の利益を重視して「国民の生命」を軽視するきわめて危険な法案であったことを明らかにすることができるでしょう。
* * *
「国会」と「憲法」軽視の安倍内閣と瀬戸内寂聴氏の「命懸け」スピーチ 2015年6月19日
「安全保障関連法案」の危険性――「国民の生命」の軽視と歴史認識の欠如7月3日
「安全保障関連法案」の危険性(2)――岸・安倍政権の「核政策」7月7日
「安全保障関連法案」の危険性(3)――「見切り発車」という手法7月10日
「安全保障関連法案」の危険性(4)――対談『日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ』7月12日
自民党と公明党は「国民の声」に耳を傾けよ7月14日
宮崎駿監督の「安全保障関連法案」批判――「軍事力」重視の政策 7月14日
「日本ペンクラブ声明」を転載7月15日
「新国立競技場の建設計画」の見直しと「安全保障関連法案」の廃案7月16日
「大義」を放棄した安倍内閣7月16日
『安全保障関連法案に反対する学者の会』の賛同者(学者・研究者)が10,857人に7月17日
「大義」を放棄した安倍内閣(2)――「公約」の軽視7月17日
『安全保障関連法案に反対する学者の会』が廃案を求めて150名で記者会見7月21日
「安全保障関連法案」の廃案を求める「世界文学会」の声明7月24日
【あかりちゃん】のリンク先を掲示7月27日
「戦争法案」に反対する学生のアピール7月28日
武藤貴也議員の発言と『永遠の0(ゼロ)』の歴史認識・「道徳」観8月4日
「あかりちゃん」Part2と中東研究者の「安保法案」反対声明8月13日
安倍首相の「嘘」と「事実」の報道――無責任体質の復活(8)8月24日
〈「学者の会」アピール賛同者の皆様へ緊急のお願い 〉9月2日
「安倍談話」と「立憲政治」の危機(1)――明治時代の「新聞紙条例」と「安全保障関連法案」9月8日
9月14日18時半 国会正門前に! ――自分の思いを表現すること9月13日
「国会」と「憲法」、そして「国民」の冒涜――「民主主義のルール」と安倍首相9月15日
参院特別委員会採決のビデオ判定を(1)―NHKの委員会中継を見て9月17日
参院特別委員会採決のビデオ判定を(2)――「民主主義」の重大なルール違反9月18日
参院特別委員会採決のビデオ判定を(3)――NHKが中継放映した「採決」の実態9月19日
参院特別委員会採決のビデオ判定を(4)――福山哲郎議員の反対討論9月20日
安倍政権の「民意無視」の暴挙と「民主主義の新たな胎動」9月20日
「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」9月22日
リメンバー、9.17 ――「忘れる文化」と記憶の力9月22日
「安倍談話」と「立憲政治」の危機(2)――日露戦争の賛美とヒトラーの普仏戦争礼賛9月23日
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