テレビで安倍晋三元首相が「核共有」に言及、橋下徹氏は「核武装について次の参院選の争点に」と語った。こうした主張は被爆国日本の国是「非核三原則」を否定するだけでなく、核兵器禁止条約の趣旨にも反し、近隣諸国の核軍拡競争をあおる危険性が高い。
一方、「非核三原則」を「昭和の価値観」と呼んだ日本維新の会の松井氏は、ウクライナ危機が深まる中で「今止まっている原発の再稼働もやむなし」と述べた。三日特報面はこれに注意を促し、「外部電源がなくなれば制御できなくなる」原発の問題を指摘した研究者の見解を紹介した。
危機の時に恐怖心をあおって「核武装」を主張する自民党タカ派と維新が、原発再稼働にこだわることの危険性をも冷静に指摘した記事を評価したい。
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