高橋誠一郎 公式ホームページ

「読者の声」と紹介

「読者の声」と紹介

拙著の貴重なご感想をありがとうございました。
(「群像社通信」129号、「読者から」に掲載された後、ホームページの「読者の声」に再掲されました)。

 堀田善衞の主要作品を取り上げ、密度濃く読み解く本書の読書体験は、堀田再発見の貴重な時間でした。堀田全集を読み通した気分です。埴谷・椎名・武田・野間などのドストエフスキーとの関係については一通り知っているつもりですが、堀田の作品がこれほどにドストエフスキーの世界とつながっているとは、本書で初めて知りました。『若き日の詩人たちの肖像』をこれほどていねいに読み解く作品論は初めてではないでしょうか、小林秀雄と堀田の関係、堀田の厳しい小林批判は痛快です。『零から数えて』など知らない作品の重要さも教えていただきました。堀田研究の新しい地平を描かれた労作であり、今後の研究者の指針になると思います。(神奈川県、平山令二)

 創見に満ちたご著作と思いますし、今まで日本文学とドストエフスキーという研究テーマの中にこの比較が入ってこなかったのが、今更ながら不思議です。(千葉県、伊東一郎)

 次のご紹介は拙著『堀田善衞とドストエフスキー』の内容にも深く関わっているので感謝の意を表して再掲します、 。

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