明けましておめでとうございます。
堀田善衛の生誕100周年を迎えた昨年も
日本はまだ「夜明け前」の暗さが続きました。
安倍政権はいまだにアメリカ第一主義に追随した政策を行っているばかりか、
被爆国でありながら「核兵器禁止条約」に反対し、
国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を発表するなど、
国際的な孤立を深めています。
©共同通信社、「拍手にこたえる被爆者・サーロー節子さん」
しかし、「立憲民主党」が創設され、立憲野党の共闘が進んだことで、
なんとか「立憲主義」の崩壊がくい止められました。
ようやく安倍政権の危険性の認識も世界に拡がり、
日本でもそれを自覚してきた人々が増えてきています。
今年こそ民衆の英知を結集して
なんとか未来への希望の持てる年になることを念願しています。
本年もよろしくお願いします。
→明治時代の「立憲主義」から現代の「立憲民主党」へ――立憲野党との共闘で政権の交代を!
→戦前の価値観と国家神道の再建を目指す「日本会議」に対抗するために、立憲野党と仏教、キリスト教と日本古来の神道も共闘を!
→核の危険性には無知で好戦的な安倍政権から日本人の生命と国土を守ろう
追記:
ここ数年の懸案であった『「罪と罰」の受容と「立憲主義」の危機――北村透谷から島崎藤村へ』が2月に刊行されました。
ここでは青春時代に「憲法」を獲得した明治の文学者たちの視点で、「憲法」のない帝政ロシアで書かれ、権力と自由の問題に肉薄した『罪と罰』を読み解くことで、徳富蘇峰の英雄観を受け継いだ小林秀雄の『罪と罰』論の危険性を明らかにし、現代の「立憲主義」の危機に迫っています。
→はじめに 危機の時代と文学――『罪と罰』の受容と解釈の変容
→あとがきに代えて 「明治維新」一五〇年と「立憲主義」の危機
→明治維新の「祭政一致」の理念と安倍政権が目指す「改憲」の危険性
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