本日(17日)、衆院憲法審査会での実質審議が再開されました。
→東京新聞〈公明「押し付け憲法」否定、自民との違い鮮明 衆院憲法審再開〉
少し安心したのは公明党の北側一雄氏が、現行憲法が連合国軍総司令部(GHQ)による「押し付け」だとする「日本会議」や自民党の見解について「賛同できない」との意見を明確にしたことです。
民進党の武正公一氏は安倍晋三首相が各党に改憲草案の提出を要請したことに対し「行政府の長からの越権と考える」と批判し、共産党の赤嶺政賢氏は安倍政権の政治手法を「憲法無視の政治だ」と非難し、社民党の照屋寛徳氏も護憲の立場を強調したとのことです。
それらのことは高く評価できるのですが、安倍自民党が圧倒的な数の議席を有していることや、これまでの「「特定秘密保護法」や「戦争法」に対する公明党の対応の変化を考えると不安は残ります。
それゆえ、今回はトップページに司馬遼太郎氏の「戦後日本」観と「神国思想」の批判を掲げることにより、ほとんどの閣僚が「日本会議国会議員懇談会」に属している安倍自民党の危険性に注意を促すことにします。
なぜならば、「神国思想」が支配した戦前の日本に回帰させないためにも、近代に成立した国家の統治体制の基礎を定める「憲法」を古代の神話的な歴史観で解釈する安倍政権と「日本会議」による「改憲」の危険性を国会の憲法審査会だけではなく、一人一人が検証して徹底的に明らかにすべき時期に来ていると思われるからです。
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