『ゴジラの哀しみ――映画《ゴジラ》から映画《永遠の0(ゼロ)》へ』の執筆は、思いがけず序章で手間取ってしまいました。
ようやく書き終えましたのでここでは本書の構成案をまず示し、その後で数回に分けて序章を掲載することにします。
序章 映画《ゴジラ》六〇周年と終戦記念日
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第一部 映画《ゴジラ》(一九五四)から黒澤映画《夢》(一九九〇)へ
第一章 ゴジラの咆哮と悲劇の発生
第二章 映画《モスラ》(一九六一)から《風の谷のナウシカ》へ
第三章 小説《モスラ対ゴジラ》(一九六四)と映画《ゴジラ》(一九八四)
第四章 「ゴジラ」の理念の変質と映画《夢》――本多猪四郎と黒澤明の友情
第二部 小説『永遠の0(ゼロ)』(二〇〇六)の構造と「オレオレ詐欺」の手法
はじめに 「約束」か「詐欺」か
第一章 孫が書き記す祖父の世代の「美しい」物語
第二章 地上での視線を欠いた「空」の戦いの物語ーー登場人物の画一性
第三章 高山という新聞記者――新聞の役割と「司馬史観」論争
第四章 神話の捏造――英雄の創出と「ゼロ」の神話化
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終章 アニメ映画《紅の豚》(一九九二)から《風立ちぬ》(二〇一三)へ
(2016年11月2日、リンク先を追加)
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