妻の出産を機に育児休暇を取得する考えを表明して話題となっていた自民党の宮崎謙介衆院議員が12日に、記者会見で女性タレントとの不倫を認め、「自らの主張と軽率な行動のつじつまが合わないことを深く反省」して議員辞職願を提出したとの記事が今日の「東京新聞」に載りました。
一方、東京電力福島第一原発事故後に国が除染の長期目標を年間被ばく線量一ミリシーベルト以下に定めたことに「何の根拠もない」と発言していた丸川珠代環境相も12日に記者会見して発言を撤回して被災者に謝罪したものの、引責辞任は否定したとのことです。
宗教学者の島薗進氏は今日のツイッターで、真宗大谷派が2月1日に「関西電力高浜原子力発電所の再稼働に関する声明―原子力発電に依存しない社会を願って」を発表し、「他のいのちを顧みないものは、自らのいのちも見失います。そして、それは未来のいのちをも脅かすことになるのです。私たちは、原子力発電に依存し続けようとする人間の愚かさや核利用をめぐる無責任なあり方を、あらためて直視しなければなりません」と記していることを伝えています。
環境大臣の任務が国民の生命や安全を守ることであることに留意するならば、丸川珠代環境相の発言責任や安倍首相の任命責任は、議員辞職願を提出した宮崎議員よりもはるかに大きいと思えます。
安倍政権の支持団体であり日本の自然を大切に考えている筈の「神社本庁」は、このような事態をどのように把握しているのでしょうか。
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