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安倍政権の人権感覚と福島の被曝線量――無責任体制の復活(9)

安倍政権の人権感覚と福島の被曝線量――無責任体制の復活(9)

ここのところ新聞記事を追う暇がなかったために、少し古い記事になってしまいますが、「泉田新潟県知事9/5メディア懇談会」での知事の発言が「サイト阿修羅」で文字に起こされていました。

そこでは、長崎と広島で被爆された方には、累積被曝量が1mSvを超えた人には、被爆手帳が交付され、「この被爆者手帳貰うと、医療費無料」になっていたが、それから70年を経て起きた福島第一原子力発電所の事故では、「福島は年間20mSv浴びて」も、「医療費無料の対象にもならない」ことが指摘されています。

泉田新潟県知事は「年間約5mSvを超えると、日本の普通のエリアでは、放射線管理区域になる」が、「福島では20mSvまで住んでも良い」ということになると「法の下の平等っていうのは、どうなってるんでしょうかという訴えが、私のところにも届いて来ます」と語っています。

現在は安倍政権によって強引に原発の再稼働が行われていますが、まだ「沖縄」と同じように、「福島」も特殊な問題だと認識している人が多いように見えます。

しかし、戦前の東条状英機内閣と同じように、きわめて「無責任な」安倍政権下で現在の状況が進めば、「沖縄」や「福島」と同じような同じ状態が、日本中で起きる危険性がきわめて高いと思われます。

リンク→泉田新潟県知事9/5メディア懇談会 http://www.youtube.com/watch?v=FHUyhldie9o

 

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