先ほど武藤議員が離党届を提出したとのニュースが飛び込んできました。
武藤貴也衆議院議員が知人に未公開株の購入を持ち掛け金銭トラブルになっているとの週刊誌報道に関して、自民党の谷垣禎一幹事長が「事実関係を把握した上で報告したい」と説明したとの共同通信の記事が「東京新聞」に載ったのは今朝の朝刊でした。
この件について、『週刊文春』の記事を紹介した「朝日新聞」のデジタル版は「武藤氏は昨年、ソフトウェア会社の未公開株について『国会議員枠で買える』と持ち掛け、23人から計約4100万円を集めた。しかし、実際には株は購入されず、6人分の約700万円分が返済されていないという」と報じています。
〈アベノミクス(経済至上主義)の問題点(1)――株価と年金〉と題する記事を書いたのは、去年の11月のことでしたが、今回の事件は目先の利益の追求に追われて、「国民の生命」を軽視する安倍政権の「金権政治」を象徴していると思われます。
さらに、安倍首相に近い自民党議員の勉強会「文化芸術懇話会」にも出席していた武藤議員の「核武装論」や復古的な「歴史観」と「道徳観」は、「違憲」の疑いが強い危険な「安全保障関連法案」をごり押ししている安倍政権の思想とも深く関わっていると思われます。
武藤議員の問題は国会でもきちんと議論されるべきでしょう。
なお、現在は書く暇がないのですが、いずれ「安倍談話の問題点」についても、きちんと論じたいと考えています。
武藤貴也議員関連の記事一覧
武藤貴也議員の核武装論と安倍首相の核認識――「広島原爆の日」の前夜に
武藤貴也議員の発言と『永遠の0(ゼロ)』の歴史認識・「道徳」観
アベノミクス関連の記事一覧
アベノミクス(経済至上主義)の問題点(2)――原発の推進と兵器の輸出入
「アベノミクス」とルージンの経済理論(*ルージンは『罪と罰』に登場する利己的な中年の弁護士)
コメントを残す