「文明史」的な理解を欠いた形でこの法案を解説した自民党・広報の「教えて!ヒゲの隊長」の説明を分かりやすく論破した、YouTubeの「【あかりちゃん】ヒゲの隊長に教えてあげてみた」の視聴回数が、オリジナル版の2倍近い986、078回となり、もうすぐ100万回に達しようとしています。
7月28日には自民党のムービー「教えて!ヒゲの隊長 Part2」が公開されましたが、その10日後の8月8日に「あかりちゃん」のPart2も公開され、このムービーもすでにオリジナル版の視聴回数を超えています。
リンク→【あかりちゃん#2】HIGE MAX あかりのデス・ロード
ヒゲの隊長をロボットにしているのは、少しやりすぎかとも思いましたが、自民党のオリジナル版自体が「一家に一台必要」と言われた佐藤氏が「それじゃあ、ヒゲロボだな」いう台詞でヒゲの隊長の説明の必要を強調していたのです。
ことに自衛隊が「駆けつけ警護」することの危険性をNGOで活動している方の言葉で説明している箇所は説得力を持っていますが、『日刊ゲンダイ』(8月11日デジタル版)も、中東研究者105人が安保法案に反対との声明を発表したことを報道しています。
「現代イスラム研究センター」理事長の宮田律氏は「安保法案を通してしまうと、中東の過激派組織まで刺激する可能性がある。中東社会は日本の平和主義を信頼しています。それをかなぐり捨て、米国に追随すれば、いずれ日本も泥沼の対テロ戦争にハマっていくことになるのではないか」と語っていたのです。
宮田律氏の言葉を紹介したこの記事は、次のように結んでいます。
「呼びかけ人には、駐イラク大使や駐リビア大使などを経験した元外交官も名を連ねた。安倍政権の『中東政策』に警鐘が乱打されている。」
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自衛隊のサマワ派遣に際しては「隊員が銃を撃つ判断を迫られるなどの事態が起きていた」ことを明らかにする記事が「朝日新聞」デジタル版に載りましたので。リンク先を記しておきます。 (2015年8月20日)
→銃声、群衆が陸自包囲 撃てば戦闘…サマワ駐留隊員恐怖:朝日 …
www.asahi.com/articles/ASH8C4VLCH8CUTFK00F.html
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