幅広い専門分野の研究者でつくる「安全保障関連法案に反対する学者の会」が20日に東京都千代田区の学士会館で記者会見し、安倍政権により「違憲性がある法案が衆院で強行採決されたことは、立憲主義と民主主義の破壊であり、国民世論を無視した独裁政治であることを示した。学問と理性、知的な思考そのものを無視している」と指摘し、廃案を求める抗議声明を発表しました。
この会見については、各新聞が大きく取り上げた他、NHKも報道していますので、その一部のリンク先を記しておきます。
関連記事のリンク先
朝日新聞→ 安保法案に抗議声明 益川氏ら学者150人が会見
毎日新聞→<安保法案>採決強行に学者150人抗議
東京新聞→益川氏ら学者150人 安保法案「廃案」を:社会 (TOKYO …
産経新聞→益川名誉教授ら「首相判断で戦争可能」 学者150人、安保法案廃案求め声明
NHK→安保法案に反対 学者など150人が訴え http://nhk.jp/N4KK4GJE
* * *
『安全保障関連法案に反対する学者の会』のアピールへの賛同者(学者・研究者)は、7月21日9時00分現在で11,604人に、市民の賛同者が24.053人に達しました。
リンク→http://anti-security-related-bill.jp
一方、この問題の深刻さをいまだに理解しない安倍晋三首相は、20日のフジテレビ番組では衆院で「強行採決」した安全保障関連法案について「戦争法案と言われるが、戦争を未然に防ぐための法案だ」との弁解をしたとのことです。
このような発言や今後の動きも気になりますが、安倍首相の「憲法」理解や歴史認識の問題点を明らかにするためにも、これからしばらくは拙著『新聞への思い――正岡子規と「坂の上の雲」』(人文書館)の発行に向けて集中することにします。
「安全保障関連法案に反対する学者の会」関連記事
コメントを残す