謹賀新年
本年もよろしくお願いします。
昨年は原発の輸出だけでなく弾薬の譲渡、さらには「特定秘密保護法」の強行採決などたくさんの危険な出来事が続きましたが、今年はなんとかよい年にしたいものです。
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気分を変えるために大晦日に、高畑勲監督の映画《かぐや姫の物語》を妻と見てきました。
日本最古の物語を題材にしたこのアニメ映画では、現代の「殿上人」ともいえる大臣や高級官僚が忘れてしまった昔からの日本の自然観がきちんと描かれており、この映画にも「風が吹いている」と感じて新たな気持ちで年を越えることができました。
このブログでも《風立ちぬ》の感想とともに、この映画についても記していきたいと思っています。
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正岡子規は立身出世の道が開かれている東京帝国大学卒業を断念して、日本の言語や文化に根ざした俳句を詳しく調べ直し、俳句の「日本の古い短詩型に新風を入れてその中興の祖」になりました(「春や昔」『坂の上の雲』第1巻、文春文庫)。
今年こそは司馬遼太郎氏が敬愛した正岡子規に焦点をあてて『坂の上の雲』を読み解く著書を発行したいと考えています。
高校や大学の頃には小説や詩を書いていましたので、今回は子規の心意気に感じて初心に戻り、拙いながらも一句披露します。
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新春に核廃絶の「風立ちぬ」
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