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ゴロソフケル著、木下豊房訳『ドストエフスキーとカント――「カラマーゾフの兄弟」を読む』(みすず書房、1988年)を「書評・図書紹介」に掲載しました

ゴロソフケル著、木下豊房訳『ドストエフスキーとカント――「カラマーゾフの兄弟」を読む』(みすず書房、1988年)を「書評・図書紹介」に掲載しました

標記の著書の書評を「書評・図書紹介」に掲載しました。

 だいぶ前に書いたもので、書評というよりも詳しい図書紹介といった性質が強いのですが、
拙著『「罪と罰」を読む(新版)――〈知〉の危機とドストエフスキー』における良心の問題の分析でも影響を受けており、
私にとっては重要な考察の一つです。
最近の日本においてはドストエフスキー作品の考察が、
売ることを重視した興味本位の「謎解き」に流される傾向が強くなっているようなので、
哲学的な考察を含む少し難しい内容ですが、
『カラマーゾフの兄弟』の深さと本当の面白さを知るためには、
若い読者にもぜひ読んでもらいたいと思っています。

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