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『欧化と国粋――日露の「文明開化」とドストエフスキー』(刀水書房、2002年)を「著書・共著」に掲載しました

『欧化と国粋――日露の「文明開化」とドストエフスキー』(刀水書房、2002年)を「著書・共著」に掲載しました

今日のブログに書いた「ドストエフスキーとトルストイⅠ――『虐げられた人々』とその時代」という記事では、トルストイの『幼年時代』などとの関連で「大改革」の時代と「大地主義」――雑誌『時代』と『虐げられた人々』について言及した拙著から引用しました。

それゆえ、クリミア戦争後の「大改革」の時代における『虐げられた人々』、『死の家の記録』、さらに『冬に記す夏の印象』などのドストエフスキーの作品とその特徴を詳しく考察した拙著『欧化と国粋――日露の「文明開化」とドストエフスキー』(刀水書房、2002年)の、「目次」と「序章」の抜粋を「著書・共著」に掲載しました。

その際に、「欧化と国粋」という用語がまだあまり知られていないので、日本に先駆けて上からの「近代化」による「富国強兵」策が取られたロシアの問題を考察した「序章」から多めに引用することで、日露の「文明開化」の類似性を明らかにするとともに、19世紀の「文明開化」と現代の「グローバリゼーション」の類似性も分かりやすく説明しました。

ロシアと日本における「欧化と国粋」の問題については、稿を改めて考察したいと考えています。

 

 

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