宮崎駿監督は作家の司馬遼太郎氏を深く敬愛していましたが、二人の間には多くの点で歴史観や文明観に多くの共通点があることをブログ「アニメ映画『風立ちぬ』と鼎談集『時代の風音』」に記しました。
また 『竜馬がゆく』には1854年12月23日に発生した東海地震に遭遇した竜馬の心理と行動が詳しく描かれていることをブログ「『竜馬がゆく』と「震度5強」の余震」で明らかにしました。
今回はこのような二人の自然観に注目することによって、《風立ちぬ》における大地の激動の描写や「轟々と」吹く風の描写と、東日本大震災以降の日本との関わりを考えてみたいと思います。
コメントを残す