2021年に書いた標記の記事にだいぶ手を入れて、スレッドの形で内容を紹介するようにした。それゆえ、ここでは冒頭の主なツイートとそのページにリンクできる二つのツイートを再掲する。
書評『堀田善衞とドストエフスキー』
— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) October 28, 2023
「副題に「大審問官の現代性」とある。これは両者にかかわる概念であると同時に、きわめて意味深長な第三項となっている。読み始めると、本書は実に精緻な三角法的論述になっていることがわかり、一気に読み終えた。」(小森陽一氏) https://t.co/bg6L7Er5U7
昭和初期と『白夜』の時代
(改訂版)
— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) June 13, 2020
「ヨーロッパで戦争」が始まると「東京の街々では、喫茶店や映画館で、また直接の街頭でさえ、官憲によって“学生狩り”というものが行われ」、「一晩か二晩留置場に放り込み、脅かしておいて放り出す。そういう無法が法の名において」行われるようになった。
⬇️(旧版)
(中略)
主人公の友人は「復古神道はキリスト教にある、愛の思想ね、キリストの愛による救済、神の子であるキリストの犠牲による救済という思想が、この肝心なものがすっぽり抜けているんだ。汝、殺すなかれ、が、ね」と語る。
— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) June 15, 2020
この「殺すなかれ」という思想は『白痴』でムィシキンが唱えていた理念だった。
(中略)
「赤紙」と呼ばれる「臨時召集令状」が来たので、すぐに実家に帰れとの電報が主人公の父から届いたのは、それから間もなくのことであった。https://t.co/Xel8AqxRYi
— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) June 15, 2020
https://t.co/5MpWkvzaUb pic.twitter.com/2A8mMQb6xE
— 高橋誠一郎(待機用アカウント) @stakaha6 (@stakaha6) March 22, 2024
当該ページへのリンク先のツイート
『「罪と罰」の受容と「立憲主義」の危機』では、まず『夜明け前』をとおして平田篤胤の復古神道を考察した。
— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) March 22, 2024
『堀田善衞とドストエフスキー』では『若き日の詩人たちの肖像』が描いている昭和初期における「祭政一致」の復活を考察し、黙示録的な世界観の危険性にも言及したhttps://t.co/OzrJZCIMSL pic.twitter.com/sPDCruyZ6d
日本をエバ国家と見なす #統一教会 の広告塔だったために殺害された安倍元首相の国葬は、「軍神」を賛美した戦前の価値観への回帰を思わすような儀式となった。
— 高橋誠一郎 執筆中『ドストエフスキーの「悪霊」と日本の文学――黙示録的な世界観との対峙』 (@stakaha5) May 3, 2023
安倍氏の政策を受け継ぐことを正式に表明した安倍派と統一教会との縁を切るつもりはない自民党・岸田首相🔽 #緊急事態条項に反対します https://t.co/NaYwVexE4Z pic.twitter.com/zM7ls6w05u
(2024/07/14、改訂)
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