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島薗進編著『政治と宗教: 統一教会問題と危機に直面する公共空間』 (加筆版)

島薗進編著『政治と宗教: 統一教会問題と危機に直面する公共空間』 (加筆版)

政治と宗教

本書では「公共空間」という斬新な視点で #統一教会 問題を中心に政治家と教団の問題を5人の専門家たちが国際的な視野から論じている。国家神道の問題にも詳しい島薗進氏の編になる本書からは政治と宗教の癒着の危険性が浮かび上がる。

⇒わかりやすい解説 https://youtu.be/qtAqZWGG2pE

島薗進氏:「空白の30年」に先立つ60−80年代が重要。その時期にこそ、自民党と統一教会の太いパイプが築かれた。その間に米国では政界に食い込もうとする統一教会の工作を摘発し、取り締まった。統一教会は「信教の自由」キャンペーンを張るとともに日本の政治的支持基盤を強化した。
(2023年4月17日)

島薗進氏「政治家・政党と宗教団体の関係が、なぜ国民を度外視したもたれ合いの関係になったのか。統一教会の歴史をたどりつつ3段階に分けて分析する。」(2023年4月19日)

島薗進氏 「(統一地方選挙の)注目点の一つに各候補者・政党と旧統一教会との関係やそれに対する有権者の対応があります」

中野昌宏氏「(明治民法のイエ制度におけるように)頂点の権限が絶対的であるような『家庭』が、国家大・地球大に拡大された家庭として実現されることが『#八紘一宇』であった。」 (88頁)

目次
序章 公的空間における宗教の位置 島薗進。
第1章 統一教会による被害とそれを産んだ要因 島薗進。
第2章 統一教会と政府・自民党の癒着 中野昌宏。
第3章 自公連立政権と創価学会 中野毅。
第4章 フランスのライシテとセクト規制 伊達聖伸。
第5章 アメリカー政教分離国家と宗教的市民 佐藤清子。
終章 統一教会問題と公共空間の危機  島薗進。

スレッドの構成/① 紹介『政治と宗教』/②書評、 中島岳志・島薗進著『#愛国と信仰の構造 全体主義はよみがえるのか』 /③劇評、 《#闇に咲く花――愛敬稲荷神社物語》

統一教会の「黙示録」観――カルト教団の危険性

  (2023/05/22、ツイートを追加)

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