投稿記事の公開方法が分からずにたいへん手間取りましたが、ようやく標記のエッセーを「ニュース」欄に掲載しました。
「映画・演劇評」に書いた「劇《石棺》から映画《夢》へ」では、拙著『黒澤明で「白痴」を読み解く』(成文社)を書くきっかけとなったチェルノブイリ原発事故にふれていますが、このエッセーでは小林秀雄の『白痴』観の問題点を考察しています。
最近書いた「司馬遼太郎と小林秀雄ーー「軍神」の問題をめぐって」(同人誌『全作家』第90号)で詳しく分析したように、小林秀雄の歴史観やドストエフスキー観には多くの問題があると考えています。